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                      2006年04月27日

    楽しいJava講座 - 初心者から達人へのパスポート
                      創刊準備号

                                セルゲイ・ランダウ
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 今号は創刊の準備のために執筆したものです。まだ本論には
 入っておりませんので、重要なお話はありません。いきなり
 わからない言葉が出てきたりするかも知れませんが、気にせ
 ずに軽く読み流してください。
 本論の執筆は講読登録者数がある程度集まってから開始しま
 す。
 創刊号はだいたい2週間後くらいになると思います。
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◆ 00.はじめに
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はじめまして。
セルゲイ・ランダウと申します。

当メールマガジンは、プログラミング言語Javaを習得していた
だくためのものです。

今やJavaは、小さいものではICカード(いわゆるJavaCard)
や携帯電話などの小型機器の中で動くプログラムの開発から、
大きなものでは大型コンピューターの中で動く基幹業務システ
ムの開発まで、広範囲に渡って使用されるようになりました。
(そもそも、こういったいろんな環境で使用できることがJava
の特長の一つです。)
特にインターネットに絡むシステム構築のためにはJavaの技術
は欠かせない存在になってきています。
ところが現在、Javaの技術者は大幅に不足しています。

というわけで、少しでも多くの人たちが当メールマガジンを講読し、
Javaの技術者になっていただけるよう希望いたします。
なお、後述するように、なるべく若い人(特に中学生から大学生
くらいまでの学生さん)に講読をお勧めします。


当メールマガジンは以下の特長を持っています(予定です)。

(1) 「Javaはおろか他の言語でさえプログラミングなんてやった
  ことがない」という、まったくのプログラミング初心者にも
  わかるように、やさしくJavaやプログラミングのコツを解説
  していきます。

(2) 無料で開発環境を整える(ただしソフトウエアのみ)方法
  も説明し、お金のない学生さんの負担をやわらげます。
  その開発環境の使用方法も、できるだけ具体的に解説して
  いきます。

(3) 最終的には、企業の基幹業務システムを構築できるような
  レベルまで解説していき、最新の技術情報もどんどんと取り
  込んで、超プロ級のJava職人を育てていきます。

(4) Java以外にも、UML(Unified Modeling Language)を使った
  モデリングの仕方やデザイン・パターン、フレームワークと
  いった、ソフト開発のプロに必要な知識も網羅して解説して
  いきます。

(5) その他、データベース、インターネット関連技術など、Java
  に関係する周辺技術や知識も網羅していき、他の本を一切参照
  しなくても当メールマガジンだけで必要な知識をすべて習得で
  きるようなメールマガジンを目指します(保証はしませんが)。

(6) 演習問題を豊富に提供し、読者が十分に実力をつけられるよ
  うに留意します。

(7) 読者からの質問を受け付けます(ただし、公序良俗に反す
  る質問や本論と関係ない質問などにはお答えしかねます)。


さて、Javaとはどういう言語でしょうか。
今回は本論には入りませんが、少し雑談だけしておきます。

Javaという言語は、Sun Microsystemsという米国の会社が開発
したプログラミング言語です。
開発時の名前(いわゆるコードネーム)はOakでした。これは、
開発していたオフィスの外にoakの木(オーク材の名で知られて
いる木)があったためにつけれらた名前だそうです。
もともとは、機器に組み込むプログラムを開発するための言語と
して作られていたものです。

この言語の有用性が認められ、正式のプロダクト(product:製品
と訳されることが多いが、日本語の「製品」とは異なり有料で販
売するものとは限らない。したがって、当メールマガジンではプ
ロダクトとカタカナ書きにしておく)にすることになり、正式名称
としてJavaという名前がつけられました。
Javaという名前の由来ですが、日頃飲んでいた飲料がJava
(ジャワ・コーヒー)だったのでJavaという名前にしたそうです。
(Javaというのは元々はインドネシアのジャワ島のことで、ジャワ産
のコーヒーのことをJavaと呼び、さらにアメリカの口語では、Javaが
コーヒーの代名詞としても使われるようになった(この場合、java
というふうに頭文字も小文字にしたりする)。しかし、プログラミング
言語の名前としては、日本でも英語の発音に近い「ジャバ」という
呼び方がされています。
Javaというと、よくコーヒー・カップの絵が出てくるのは、この
ためです。

Javaは元々はSun Microsystems社が単独で開発していた言語です
が、現在では複数の会社の協力のもとで開発が進められています。
たとえば、JavaBeansの開発にはIBMが50%くらい貢献していまし
たし、J2EEの開発となるとさらに80%くらいはIBM・・・・・。
あまり裏話をしていると関係者に睨まれそうなので、このくらい
にしておきます。

次回(創刊号)から、Javaの本論に入っていきます。


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◆ 01.自己紹介
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皆さん、はじめまして。
セルゲイ・ランダウ(ペンネーム)と申します。

私はオブジェクト指向技術の草分けともいうべき会社を引退後、
数年の間、隠居生活を送っていました。

在職中はC++による開発、オブジェクト指向分析/設計、Java
によるAppletやJavaBeansの開発、さらにはServlet、JSP、
EJBの開発などを担当していました。
そして会社を引退してからは、ソフトウェア開発業務から足を
洗っておりました。

その間、IT技術の進歩は目覚しく、Javaをめぐる技術も大きく
発展してきました。
一方で、現在の日本ではIT技術者が圧倒的に不足してきており、
Javaの技術者も大幅に不足しています。
他方、インドや中国などの周辺諸国でのソフトウェア開発技術
の発展がめざましく、技術立国日本の異名を奪われてしまいそう
な勢いです。
日本のソフトウェア会社がインドや中国に外注するような時代
にさえなってきているのです。

このような状況から、少しでも多くの日本の若者が優秀なJava
技術者に育って欲しいと願い、当メールマガジンの発行に思い
至った次第です。

ちょっと偉そうな書き方になってしまいましたが、プログラミ
ングというものはとても楽しいものです(仕事で期限が迫って
きたりしたときは別ですが)し、できるだけ楽しいメールマガ
ジンにしていきたいと思いますので、皆様よろしくおつきあい
のほどお願いいたします。

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