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                      2010年01月17日

    Java総合講座 - 初心者から達人へのパスポート
                  vol.187

                                セルゲイ・ランダウ
 バックナンバー: http://www.flsi.co.jp/Java_text/
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◆ 01.Strutsのアプリケーション開発
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では、DBViewerにこのSTRUSHOPデータベースを登録し、アクセスできるように
しましょう。

(1) Eclipseのメニュー・バーから「ウインドウ」→「パースペクティブを開く」
→「その他」を選択します。

(2) 「DBViewer」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

これで、DBViewerのパースペクティブが開きました。

(3) 左上のほうにある「DBツリー・ビュー」の中の「DBViewerPlugin」を
右クリックし、「登録」を選択します。

(4) 「データベース定義名」欄にデータベース名

STRUSHOP

を入力します。

(5) 「JDBC ドライバー」欄の下の「ファイルの追加」ボタンをクリックし、

C:\MySQL_Driver

の中の

mysql-connector-java-5.0.8-bin.jar

を指定して、「開く」ボタンをクリックし、「次へ」ボタンをクリック
します。

(6) 「テンプレートに登録されている接続文字列に置き換えますか?」と
聞いてきたら、「キャンセル」ボタンをクリックします。

(7) 「JDBC Driver」に「com.mysql.jdbc.Driver」が選択されていることを
確認し、「JDBCタイプ」は「Type4」を選択します。
「接続文字列」には、

jdbc:mysql://127.0.0.1:3306/STRUSHOP

を入力します。これは、JDBC URLです(JDBC URLが何であるか忘れた人は
vol.023を参照のこと)。
(127.0.0.1がそのコンピューター自身を指すループバック・アドレスである
ことはvol.067でお話した通りです。また、3306はMySQLにアクセスするため
のポート番号です。STRUSHOPはいうまでもなくデータベース名です。)

「接続ユーザ」には

root

を入力し、「接続パスワード」には、

rootpass

を入力します。(これがMySQLのインストール時に設定したパスワードである
ことはおわかりですね。)

(8) 念のために「テスト接続」のボタンをクリックしてみましょう。上のほう
の「接続情報の設定」というタイトル文の下に「接続に成功しました」という
メッセージが出ればO.K.です。

(9) 「次へ」ボタンをクリックします。

(10) 「Charsetの設定(有効なデータベースのみ)」欄に

sjis

を入力し、「完了」ボタンをクリックします。



では、データベースSTRUSHOPに接続してみましょう。
「DBツリー・ビュー」の中のDBViewerPlugin配下のSTRUSHOPを右クリック
し、「接続」を選択します。


データベースに接続されると、STRUSHOP配下のstrushopの配下にTABLEという
項目(フォルダ)が表示され、その配下にこのデータベースの中にはいっている
テーブルがリストされますね。


念のため、SQLでもテーブルをリストさせてみましょう。

(1) 下のほうにある「SQL実行・ビュー」の中に下記のSQL文を入力して
ください。

SHOW TABLES;

(2) 「全てのSQLを実行」ボタン(緑色で右向きの矢印(というよりも三角形)
の入ったアイコンのボタン)をクリックします。

(3) 上のほうに結果が表示され、テーブルがリストされるはずなので確認
してください。


では以上でデータベースの準備は完了しましたので、STRUSHOPを切断して
おきましょう。
「DBツリー・ビュー」の中のSTRUSHOPを右クリックし、「切断」を選択します。


それから、EclipseのパースペクティブをJava EEに戻しておきましょう。



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ではインターネット・ショッピングのStrutsアプリケーションを開発するための
プロジェクトを作成しましょう。

(1) 「プロジェクト・エクスプローラー」の中で右クリックし、「新規」→
「プロジェクト」を選択します。

(2) 「新規プロジェクト」ウインドウの中で「Web」配下の「動的Webプロジェクト」
を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

(3) 「新規動的Webプロジェクト」ウインドウの中で「プロジェクト名」欄に

StrutsShop

と入力し、「Target runtime」は

Apache Tomcat v5.5

を選択し(このとき「構成」も自動的に「Apache Tomcat v5.5デフォルト構成」
に変わる)、「完了」ボタンをクリックします。

(4) 続いて「プロジェクト・エクスプローラー」の中にできたStrutsShop
(プロジェクト)の配下にあるWebContentを右クリックし、「新規」→
「その他」を選択します。

(5) 「新規」ウインドウの中で「Amateras」配下の「Struts」の配下に
「Strutsサポートの追加」という項目がありますので、それをを選択し、
「次へ」ボタンをクリックします。

(6) 「Strutsサポートの追加」ウインドウの中で「Webアプリケーションのルート」欄


/StrutsShop/WebContent

になっていることを確認して下さい。(自分で設定を変更しない限り、WTP
ではWebContentというフォルダーがWebアプリケーションのルートになって
いるので、この通りの指定になっている必要があります。)

他の項目はそのまま(すべてにチェック・マークがついている状態)で、
「完了」ボタンをクリックします。

そうすると、WebContentのWEB-INF配下にStruts用の各種ファイルが自動生成
されます。



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さて、これから作成するStrutsのアプリケーションではログ出力のときに、以前
(vol.179〜vol.181で)作成したReflectionToStringMakerを使用していきます。

というわけで、これから作成するアプリケーションでReflectionToStringMakerを参照
できるようにするための作業を行っておきましょう。

まず、このクラスをJARファイルにします。

(1) プロジェクト・エクスプローラー内のReflectionTest(プロジェクト)配下の
src配下のjp.co.flsi.lecture.reflect配下のReflectionToStringMaker.javaを
右クリックし、「エクスポート」を選択します。

(2) 「エクスポート」ウインドウにおいて、「Java」配下の「JARファイル」を
選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

(3) 「JARファイル」欄に

C:\JavaWorkSpace\reflectstringmaker.jar

と入力し、「完了」ボタンをクリックしましょう。

(4) 「JARエクスポートが警告とともに完了しました。追加情報については詳細を・・・」
というメッセージが出ますが、これは以前お話したようにコンパイルの時点で警告が
出ているためです。この警告は以前お話した通り無視していいので、気にせずに
「OK」ボタンをクリックします。


以上で、JARファイルができていますので、これをStrutsShopプロジェクトの
クラスパスに登録しましょう。今回は簡易的なやり方で登録することにします。

(1) プロジェクト・エクスプローラー内のStrutsShop(プロジェクト)を
右クリックし、「ビルド・パス」→「ビルド・パスの構成」を選択します。

(2) 「StrutsShopのプロパティー」ウインドウの右側の「ライブラリー」タブをクリック
し、「外部JARの追加」ボタンをクリックします。

(3) 「JARの選択」ウインドウにおいて、先ほどのJARファイル、すなわち
C:\JavaWorkSpace配下のreflectstringmaker.jarを選択し、「開く」ボタンを
クリックします。

(4) 「StrutsShopのプロパティー」ウインドウの「OK」ボタンをクリックします。


なお、上記のやり方は、簡易的にクラスパスに登録する方法です。
このようなやり方は作業が簡単な反面、実際の実行環境にデプロイするときに
このJARファイルをコピーし忘れてエラーを起す原因になりやすいので注意し
ましょう。通常なら、分かりやすいディレクトリー(フォルダー)を用意して
その中にユーザー・ライブラリーを作成する(以前も何度か作成していますね)
のが普通です。



今回はここまでにします。Eclipseを終了しましょう。(終了の前にサーバー・ビュー
を表示させておくこともお忘れなく。)



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


(次回に続く)


では、今日はここまでにします。



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