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音声を聞くには、中国語文字(赤色)をクリックして下さい。 |
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13. | 注文に関する言葉 | |
何かを注文したいときは、日本語では、注文したいもの(目的語)を動詞の前に置き、動詞と目的語の間に助詞「を」を入れて文を作ります。 では中国語ではどういう文になるか説明しましょう。 まず、「注文する」という意味の動詞としては |
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ディン | ||
あるいは | ||
ディン | ||
が使えます。注文する意味だけの場合は、「定」と「訂」は同義で、どちらを使ってもかまいません。 次に、注文したいもの(目的語)は「定」の後ろに入れます。例えば、「商品を注文する」は中国語では |
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ディンフオ | ||
あるいは | ||
ディンフオ | ||
と言います。ここで、 | ||
フオ | ||
は商品の意味です。動詞と目的語の順番が日本語とは逆になるという点が、日本語との最も大きな違いのひとつです。しかし、動詞の次に目的語が来るという語順は、皆さんが義務教育の英語で馴染んでいるものですから、容易に飲み込めることと思います。 例えば、「新聞を注文する」は |
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ディンバオ | ||
あるいは | ||
ディンバオ | ||
と言います。この「報」はメールマガジンのvol.002に出てきました。覚えていますか?日本語の「新聞」の意味ですね。忘れてしまった人は、再度vol.002を確認してみてください。「新聞」という漢字も中国語では意味が違っていましたね。 「注文」の類似語として「予約」という言葉がありますが、「予約」は中国語では |
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ユィーユエ | ||
と言います。「予」の代わりに「預」を使うことに注意して下さい。 なお、「注文」というそのままの漢字単語は中国にはありません。
それから、「料理を注文する」は中国語では特別に |
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ディエンツァイ | ||
と言います。この「点」はこの場合だけ「注文」の意味になります。 また、「菜」は「料理」の意味です。 お店でよく聞かれる「ご注文は何になさいますか?」という文章は中国語では |
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ライディエンシェンマ | ||
といいます。「来」はここでは「注文する」の意味で、「点」は「すこし、ちょっと」の意味、「」は「何」の意味です。 | ||
シェンライイーパンヂャオヅ |
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といえば「とりあえず、餃子をひとつ(一皿)ください」の意味です。この「先」は「とりあえず」の意味です。 中国語ではよく数字のあとに量詞(助数詞のこと。つまり、「1個」、「2個」という時の「個」のように、数を数える時の単位を表す語)を使います。ここの「盤」は量詞で、お皿を数えるときに使います。 |
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ところが、同じ漢字、同じ意味なのに場合によって声調が変わる漢字もあります。 |
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イーパン | ||
の発音に注意してください、「一」はもともと第1声の発音なのですが、ここでは第4声に変わっています。通常、「一」の後の漢字の声調が第1声、第2声、第3声の時は「一」を第4声に変え、後の漢字が第4声の場合は「一」を第2声に変えます。 たとえば |
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(「片方」の意味)イービエン | ||
(「一度」の意味)イーフイ | ||
(「一緒に」の意味)イーチー | ||
(「一個」の意味)イーガ | ||
という具合です。ところで、 | ||
(「一緒に」の意味)イークアァ | ||
は前にも出てきましたが、そのときはそのまま第1声の記号をつけていましたが実際は第2声で発音します。これからは「一」を伴う言葉が出てきたら、実際の声調の記号をつけるようにします。「一」という字はほとんどの場合は声調が変わります。もとの第1声で発音することは少ないです。 ただし、 | ||
イーウーイーシー | ||
(「一部始終、全部」の意味) | ||
イーウースオヨウ | ||
(「何一つ持たない」の意味) のような四字熟語のときは、第1声で発音するみたいです。 皆さんも実際に発音して見ましょう。このように後続の漢字の声調に合わせて声調を変化させた方が発音しやすいということに気づけば、自然に覚えられると思います。中国でも辞典によっては、「一」の発音を全部第1声と書いているのもありますが、実際の声調を書いているのもあります。 「会計」のことは中国語では |
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ヂエヂャン | ||
といって、勘定を意味します。あるいは | ||
フーチエン | ||
といって、支払いを意味します。 最近ではほとんどの人が南方の言い方を使い、 | ||
マイダン | ||
といいます。(お店の人から)「お支払いお願いします」というのは、 | ||
シエンションチンマイダン |
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といいます。ここで、「チン」は丁寧語で「どうぞ(・・・して下さい)」の意味です。「」は以前出てきましたね。 | ||
それでは、今日はここまでにしましょう。 |
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