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【楽しい中国語入門】 vol.017

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17. ベッド

 私が日本に来てからもっとも慣れないことは、畳の上で寝ることです。中国ではほとんどの人はベッドの上で寝ます。中国は日本のように地震が頻繁に起こる国ではなく、ほとんどの住居はコンクリート製です。都会では、ほとんどの団地は鉄筋コンクリートで作られた高層建築物にあります。というわけで、コンクリート製の床の上で寝ると、冷たくて体によくないで、皆ベッドの上で寝るようになったのだと思います。
  一方、日本では畳の上に布団を敷いて寝る人が多いと思います。どちらもいい面と悪い面があると思います。それもよく議論される話題です。
 それでは、ベッドのことを中国語で何と言うでしょうか。
チュアン
と言います。皆さんはそうとは思わなかったでしょう。日本語の床(ゆか)とはぜんぜん意味が違いますからね。
 一方、日本語の床(ゆか)のことを中国語では
ディーバン
と言います。つまり、中国語と日本語では同じ「床」という漢字を使っていますが、それぞれ違う意味を表している訳です。
 日本語の「床」にはまた「とこ」という読みかたもありますね。寝ることを「床(とこ)につく」または、「寝床(ねどこ)につく」という言い方もしますね。この場合の「床」の意味は中国語に近いですが、ベッドそのものを意味するわけではありませんので、やはり中国語とは意味が違います。また、日本では通常は寝る場所を表現するときには床という言葉よりも、布団という単語を使うのが普通でしょう。この布団という漢字もやっぱり中国語とは違います。
 布団は中国語では
ベイルー
と言います。
 さらに、掛け布団は
ベイヅ
と言い、敷き布団は
ルーヅ
と言います。
 例えば、布団をたたむというのは
ディエベイ
と言い、布団を敷くというのは
プーベイ
と言います。
プーベイ
の代わりに
プーチュアン
とも言います。二つの単語は同じ意味で、どちらを使ってもいいです。でも
ディエベイ
の代わりに
と言ったりはしないので、注意してください。
 ベッドのシーツは中国語では
チュアンダン
または
チュアンダンア
と言い、掛け布団のカバーは
ベイダン
または
ベイダンア
と言います。

 それでは、今日はここまでにしましょう。



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