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【楽しい中国語入門】 vol.034

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34. 中国語でEメールを送る方法

 前回は中国語で手紙を書く方法をお話しましたが、最近では手紙の代わりに
(Eメール)
すなわち、
(電子メール)
を利用することが多くなってきました。そのほうが簡単で、気楽に送れます。
 そこで、今回は中国語でEメールを送る方法をお話します。


 まず、パソコンを買ったばかりの状態では、中国語の入力ができません(日本語のWindows(XP, 2000またはMe)を使っていることを前提とします)から、中国語が使えるように環境を設定する必要があります。

 Windows XPで中国語を使用できるようにするには、以下の設定を行います。
(1) コントロールパネルを開きます。(「スタート」ボタン→「コントロールパネル」を選択、もしくは「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」を選択)
(2) 「地域と言語のオプション」をダブルクリックします。
(3)「言語」タブをクリックすることによって、言語のページを開きます。
(4)「詳細」ボタンをクリックします。
(5)「追加」ボタンをクリックします。
(6)「入力言語」を選択(簡体字の場合は、「中国語(中国)」を選択)し、「キーボードレイアウト/入力システム」にチェックマークを入れ(□の枠中をクリック、枠がない場合はクリック不要)、「OK」ボタンをクリックします。
(7)「OK」ボタンをクリックします。

 Windows 2000の場合は、次の設定を行います。
(1) コントロールパネルを開きます。(「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」を選択)
(2) 「地域のオプション」をダブルクリックします。
(3)「全般」タブをクリックすることによって、全般のページを開きます。
(4)「システムの言語設定」で必要な言語(簡体字中国語)にチェックマークを入れます。
(5)「入力ロケール」タブをクリックすることにより、入力ロケールのページを表示します。
(6)「追加」ボタンをクリックします。
(7)「入力ロケール」から言語(簡体字なら「中国語(中国)」)を選び、「OK」ボタンをクリックします。
(8)「OK」ボタンをクリックします。

 Windows Meの場合は、Windows Updateで、中国語(簡体字)のIME(Chinese Simplified Language Support)を取り込んでおく必要があります。


 Eメールを送るときには、次のように操作します。
(1) Outlook Expressを起動し、メールを作成し、宛先と件名(文字バケを防ぐためにアルファベットで入力するのが無難)を入力します。
(2)メニュー・バーの「書式」→「エンコード」→「その他」→「簡体字中国語(GB2312)」 を選択します。
(3)言語バーの「JP」をクリックし「CH」を選択します(Windows Meでは「中国語(簡体字)IME」を選択します)。
(4)本文を入力していきます。漢字1文字ずつピンインで入力し、スペース・キーで漢字変換します。正しい漢字でないときはカーソル・キーの右矢印「→」キーまたは左矢印「←」キーを押して、漢字の候補リストを表示させ、正しい漢字の番号を数字キーで入力します。次候補を表示するには右端のマークをクリックします。
Eメールの本文は、手紙のような形式はなく、自由に記入してかまいません。

 受信した中国語のメールを読む時は、(2)の代わりに「表示」から「エンコード」を選択します。後は(2)と同様です。


 なお、以上の設定を行っておくと、Wordなどでも中国語が使えるようになりますので、試してみてください。

 Wordで中国語を使うには、
(1) Wordを起動します。
(2)言語バーの「JP」をクリックし「CH」を選択します(Windows Meでは「中国語(簡体字)IME」を選択します)。
(3)フォントはSimSunあるいはMS Songなどにしておきます。
(4) 漢字1文字ずつピンインで入力し、スペース・キーで漢字変換します。正しい漢字でないときはカーソル・キーの右矢印「→」キーまたは左矢印「←」キーを押して、漢字の候補リストを表示させ、正しい漢字の番号を数字キーで入力します。次候補を表示するには右端のマークをクリックします。

今回はここまでで終わりです。



WindowsおよびOutlookは米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標です。


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