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50. | 中秋の名月の話 |
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みなさまこんにちは。 毎日暑い暑いと言いながらももうすぐ夏が終わってしまう寂しさを感じている今日この頃です。太陽の感じもなんとなくもう秋モード。旧暦では秋になりますね。 そこで今日は中秋の名月を愛でる行事 『』 についてです。 旧暦の8月15日、この日がお月見の日です。だから「十五夜」なんですね。今年のカレンダーでは9月8日月曜日。 (お正月) に次ぐ伝統行事です。我々の感覚では夏のカレンダーですが、旧暦では秋の真ん中、というわけで 「」 です。 日本でも「秋のお月見」をします。ススキ、お団子、ウサギ…というイメージです。 中国ではお団子ではなく 「(ユエビン)」 を食べます。日本ではゲッペイ(月餅)と呼ばれ一年中買えますが、中国ではこの時期しか売っていません。デパートやスーパー、お菓子屋さん、コーヒーショップ、ネットギフト等こぞって月餅の販売を始めます。お世話になっている人や交流のある人同士、取引先等に送ったり渡しに行ったり。 箱が立派でお酒や煙草、チョコレート、コーヒー等と一緒に包装されているものや、アクセサリーや置物、商品券等がセットになっているものも。ハーゲンダッツではアイス月餅があったりします。月餅が特別好きという人はあまりいないと思われるので、このオマケや変わり種月餅は歓迎されるものと思われます。私は今年、スターバックスが出している薔薇形のものをいただきました。日本のお友達は食べ慣れていないと思うので 「」(ブルーベリーチーズ) 味のものをおすそ分け。 日本ではあまり知られていませんが中国でこのお月見の日は、満月を見ながら家族で団らんする行事なのです。 「丸い月」と 「」(団らん) がかけられています(は日本式に書くと円(旧字は圓)の漢字で、「丸、丸い」を意味します)。 今も昔も月には多くの人の思い入れがあり、多くの詩にも月は頻繁に登場します。 日本でも学校で唐代の詩人「李白」の「静夜思」を学びますね。 頭をあげて明るい月を望み、故郷を想って頭を垂れる…切ない気持になります。 中国語の綴りは以下の通り。 |
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今日はここまで。 (2014年08月31日) |
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